9月より間詰め充てん開始 福一海水配管止水 凍結促進へ追加対策

東京電力は19日、高濃度汚染水の滞留が問題となっている福島第一原子力発電所2、3号機海水配管トレンチで実施中の建屋接続部止水工事の進捗について、原子力規制委員会の監視・評価検討会で説明した。つなぎ目で水を凍らせ汚染水を遮断しようとするものだが、凍りきらないため、氷の投入、凍結管の増設などの追加対策を実施している。

同社の説明によると、18日現在、累計約410トンの氷、約5トンのドライアイスを投入し、凍結管増設などの冷却能力向上を図り、面積比92%まで凍結が進展したとしている。今後は、氷の投入は当面継続し、さらなる凍結を促進させるため、物理的な方策として、9月中旬より間詰め充てんを開始することとし、モックアップ試験など、実施に向けた準備を進めていく。


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