テレポーテーション実現? 2025年の技術予測

世界的な情報サービス企業トムソン・ロイター社がこのほど、「2025年の世界 10のイノベーション予測」を発表した。科学論文の引用件数と特許データを包括的にみて、技術動向を分析し、今後10年に起こる10のブレークスルーを選び出したものだ。

順にあげると、「認知症が減少」、「太陽が最大のエネルギーに」、「一型糖尿病が予防可能に」、「食糧難や食料価格の変動は過去のものに」、「電力による航空輸送の開始」、「あらゆるものがデジタル化」、「石油ベースの代替としてセルロース由来の梱包材が主役に」、「がん治療の副作用は激減」、「出生時のDNAマッピングが一般的に」、「テレポーテーションの実験が現実化」。

資源・エネルギー、食糧、医療、情報・通信に関するものが列挙される中、「テレポーテーションの実験が現実化」というのが目を引く。13年のノーベル物理学賞の対象ともなったヒッグス粒子に関する論文数の爆発的な増加から予測されたものだが、現時点ではまだSFの世界。果たして実現するのだろうか。


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