あんぽ柿向け放射能検査機器 日立造船

日立造船は18日、福島県あんぽ柿産地振興協会より、放射性セシウム濃度非破壊検査機器の設計、製造、現地での据付けを受注したと発表した。

これは、同社が、福島県特産品のあんぽ柿(=写真)向けに、放射性セシウム濃度を測定する非破壊検査機器「めぐみ」を納入するもので、機器は11月までに、伊達市、桑折町、国見町の果実選果場など、5か所に、計10台が設置される予定だ。これにより、あんぽ柿の出荷箱(8トレー入り)形態で、1トレー単位の連続的な測定が可能となる。

あんぽ柿は、生柿を加工・乾燥するため、製造過程で果実に含まれる放射性セシウムが濃縮されることから、他の果樹類よりも徹底した対策が求められ、主産地の伊達地方では、原子力事故後、11、12年の2年間にわたり加工を自粛し、樹体洗浄、原料柿の検査などを行ってきた。


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