防城港2で圧力容器が設置完了 中国

中国核建集団公司(CNECC)の9月26日付けの発表によると、広西省チワン族自治区の防城港原子力発電所建設サイトで25日に2号機(PWR、108.7万kW)の圧力容器設置作業が行われた(=写真)。

中国の原発サイトとしては最西端に位置する同発電所はベトナムとの国境にも近い。2010年7月にT期工事となる1、2号機の起工式が行われており、総工費256億元のうち、中国広核集団有限公司(CGN)が61%、残りの39%を広西投資集団公司が出資した。

1号機はすでに今年7月、コールド試験準備に向けた安全点検を行っており2015年に完成予定。2号機は9月14日に3台すべての蒸気発生器の設置が完了するなど、機器の据え付け作業が順調に進んでおり、完成は1号機の1年後になると見られている。

設計は仏国の技術を元にCGNが国産化した第2世代改良型の「CPR1000」となる。ただし、同サイトでは最終的に6基の原子炉建設が計画されており、後続の3〜6号機では第3世代設計が採用されると伝えられている。


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