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伊マンジャロッティ社を買収 WH社東芝傘下のウェスチングハウス(WH)社は9月23日、イタリアのエネルギー産業機器メーカーであるマンジャロッティ社の買収を完了したと発表した。 買収額は明らかにしていないが、スロベニアとの国境に近いイタリア東部モンファルコネとパンネリアの両サイトにある同社の工場施設から、今後もAP1000用を始めとする原子力関連機器を継続して納入させるとともに、石油やガス関連の機器供給チェーンなどすべてのエネルギー市場で幅広く事業機会を追求していく方針だ。 WH社がマンジャロッティ社の100%子会社化に関心があることを公表したのは7月初頭のこと。従業員数345名という同社はWH社にとって長年の重要な機器納入業者であることから、石油・ガス機器の製造も可能な同社とWH社の能力統合により、成長しつつあるAP1000市場や原子力産業で使われる原子炉や圧力容器、モジュール、熱交換器などを追加的に製造するほか、あらゆるエネルギー分野で広範に活躍できる世界的なサプライヤーを目指すとしている。 モンファルコネとパンネリアの2つの工場施設は1993年、品質保証による顧客満足の向上実現に関する国際規格であるISO9001認証を取得。復水器やボイラーなどの製造に加えて加圧滅菌器、光信号分配器、分離機といった様々な産業の装置、機器の製造経験がある。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |