福島第一の事故分析報告了承 規制委まとめ

原子力規制委員会は8日、東京電力福島第一原子力発電所事故の原因分析に関する中間報告書を了承した。報告書は国会事故調が課題とした7点について現地調査を行うなどして分析した。

1号機のタービン建屋で現場確認した配電盤や波高計データなどにより電源喪失は津波による浸水の時刻とほぼ一致していたことから、電源喪失の原因は津波と判断。また3号機の水素爆発の直後に観測された白煙は、3号機燃料プールから離れており、内部の燃料集合体に大きな損傷は見つからなかったなどの事実から、国会事故調が指摘したプール内の臨界による発熱はなかったとした。


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