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電子状態まだらに共存 イッテルビウム化合物 低温・低磁場環境で日本原子力研究開発機構はこのほど、フランス原子力庁グルノーブル研究所との共同研究で、イッテルビウム化合物の1つであるYbRh2Si2が、低温で低磁場の環境下では、水と氷が共存するように、2つの異なった電子状態が、まだら模様となって共存することを見出したと発表した(=図)。また、この特異な電子状態は、磁場を高くすると、氷が溶けるように、まだら模様から均一した電子状態に変わることもわかったとしており、本研究成果は、磁場による電子回路の開閉など、重元素が有する幅広い電子機能性の解明や、新しい原子力材料開発への寄与が期待されそうだ。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |