九州電力・川内1、2号機 薩摩川内市議会が陳情採択 再稼働賛成が多数 地元理解に一歩前進

九州電力の川内原子力発電所が立地する地元の鹿児島県薩摩川内市議会は28日、再稼働の賛否に関する陳情を採決する臨時議会を開き、容認する陳情を賛成多数で採択した。これを受け、同市の岩切秀雄市長も同意する姿勢を示した。新規制基準施行後、地元自治体の合意を得て大きく再稼働にむけ大きく一歩前進することとなった。

菅義偉官房長官は、28日午後の記者会見で、「立地自治体の市長、市議会の理解が得られたことは極めて重要」として、引き続き関係者の理解獲得に努めていく考えを述べた。

川内原子力発電所の新規制基準審査結果に関し、鹿児島県内の5か所で開催された住民説明会が今月20日に終了したのを受けて、23日には、宮沢洋一経産相が経産省内で岩切秀雄市長と会い、再稼働にむけて、地元理解を重視して進める姿勢を示していた(=写真)。(2面に関連記事)


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