[原子力産業新聞] 2014年10月30日 第2741号 ＜1面＞

宮沢経産相　インタビュー　地元理解を着実に　再稼働にむけ　安全第一を強調

宮沢洋一経済産業相は２４日、記者団のインタビューに応じた（＝写真）。宮沢大臣は、エネルギー政策に関して、現在進められている総合資源エネルギー調査会の小委員会による検討を踏まえ、エネルギーミックスを決めていかねばならないとする一方、その具体的な決定時期については明言を避けた。

原子力発電については、まず「安全第一」をあげ、原子力規制委員会の新規制基準をクリアしたものは再稼働していくとし、その際、地元の理解を着実に獲得する必要を述べた。また、いくつかの電力会社で再生可能エネルギーの接続申込みが保留となっていることに関連し、宮沢大臣は、「再エネの最大限導入は国の方針だが状況が変わってきている」として、太陽光発電が突出している現状などを踏まえ、委員会で検討の上、年内にも論点を整理する考えを述べた。

電気料金の値上げについては、「まず会社において経営努力を願わねばならない」とした上で、申請があれば、「相当厳正に審査することになろう」などとした。

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