コンがら排出ゼロ、CO対策も 3R表彰 重粒子線施設建設で鹿島が受賞

リデュース・リユース・リサイクルのいわゆる3Rの推進に貢献した企業などを表彰する「3R推進功労者表彰」の14年度受賞者が24日、発表され、本紙関連では、鹿島建設が、神奈川県横浜市で実施する県立がんセンターの重粒子線治療施設新築工事で国土交通大臣賞を受賞した。「地盤改良時のコンがら発生ゼロ」を目指す新工法が評価されたもの。

施設の当初工事計画では、地盤改良で発生するコンクリートがら(コンがら)の排出、仮設材の搬出入が多数あり、住宅街での立地や、処理施設のひっ迫からも、工程上のネックとなっていた。そのため、同社では工法の合理化を行い、3710トン発生する見通しだったコンがらの排出をゼロにし、搬出の際にダンプが排出するCOも削減した。

ちなみに、「3R推進功労者表彰」の内閣総理大臣賞は、宝酒造が空容器の発生削減の取組で受賞した。1998年より取り組んでいる食品の量り売りが評価された。


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