住民説明や意見交換 日立製作所 英国の新設計画地でヒンクリーポイントCにおける原子力発電所の新設計画が具体的な進展をみせる英国で、日立製作所はこのほどウィルヴァに建設予定の原子力発電所に関するパブリック・コンサルテーションを開始したことを明らかにした。 パブリック・コンサルテーションは、原子力発電所新設の計画立案のプロセスにおいて最初の重要な段階で、建設から輸送、さらにはウェールズ文化および地元経済への影響に至るまで、ホライズン社の計画のあらゆる面を網羅している。住民向けには、アングルシー島および北ウェールズでの一般公開の説明会や気軽に立ち寄れるイベントのほか、専用ウェブサイトを通じて、意見を述べる機会が設けられる。 ホライズン・ニュークリア・パワー社(以下、ホライズン社)が、英国アングルシー島(ウェールズ北西部)のウィルヴァに建設予定の原子力発電所に関して、地域住民への説明や意見交換を十週間にわたって実施するもの。ホライズン社は、パブリック・コンサルテーションを通じ北ウェールズ地方の住民が新たな原子力発電所の建設計画に提言する機会を設ける。 新たに建設が計画されている発電所は2020年代前半に運転を開始する予定で、建設段階では数十億ポンド規模の投資と数千人の雇用を地元にもたらす見込だ。 稼働開始後は、最大で1000人の現地雇用を生み、長期にわたり質の高い雇用機会を地域社会に提供する。 ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収された。合計出力540万kW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定。その建設段階では約4000人(短期的には最大8500人)、また発電所の運転開始以降は、サイト毎に、最大1000人程度の雇用を創出することが見込まれている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |