農地土壌の放射能分布図発表 農水省

農林水産省はこのほど、福島県内341地点の試料測定により作成した農地土壌の放射性物質濃度分布図を発表した。

この調査分析は、同省関連の研究所が実施したもので、試料となる土壌の採取は、13年8月〜14年3月に実施されたため、基準日として13年11月19日を設定し、放射能減衰量を考慮した補正値を算出したほか、前回調査(12年12月28日時点換算)と同一のほ場91地点における放射性セシウム濃度の低下率を算定して分布図を作成した。

調査結果では、前回と今回の測定値を同一の調査地点で比較したところ、約1年間で、避難指示区域外の水田で17%、同じく畑で20%、牧草地および樹園地で15%と、それぞれ低下していることが確認された。


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