新委員2名の就任宣誓が完了 米規制委

米原子力規制委員会(NRC)は5日、B.オバマ大統領が委員候補として7月に指名していたS.バーンズ氏が上院での承認を経て、NRCオフィスで就任宣誓を行ったと発表した(=写真)。同様に指名されていたJ.バラン氏がすでに10月14日に宣誓を済ませていることから、来年1月1日付けで退任予定のA.マクファーレン委員長を含め、5名の委員枠すべてが差し当たり埋まったことになる。

NRCの元法務顧問だったバーンズ氏は経済協力開発機構・原子力機関(OECD/NEA)事務局の法務部門長で、今年6月にNRC委員としての任期が満了したG.アポストラキス氏の後任。バラン氏は議会下院・エネルギー商業対策委員会の民主党エネルギー環境局スタッフであり、8月末でNRCを去りOECD/NEA事務局長に就任したW.マグウッド氏の残余任期を務める。

NRCでは、同じ党派からの委員は3名までとなっており、新任の委員2名がマクファーレン委員長と同じく民主党を支持している一方、残りのK.スビニッキとW.オステンドルフの両委員は共和党支持派。4日の中間選挙で米議会の上下両院ともに共和党が過半数を占めたことから、マクファーレン委員長退任後にどちらの党派がNRC委員の多数派になるか注目されている。


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