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統計数理研 原子力事故の不安増加 日本人の国民性調査 震災後の意識変化念頭統計数理研究所は10月30日、日本人の国民性に関する全国調査(13年)の結果を発表した。継続質問項目によって、日本人の考え方の変化の様相を明らかにすることを目的に、5年ごとに行われているもので、今回、東日本大震災に伴う意識変化も念頭に実施されており、原子力事故に対し不安感を持つ割合では、前回08年調査時の4〜5割程度から、3人に2人にまで増加した。 調査結果によると、原子力施設の事故に対する不安感を、「非常に感じる」、「かなり感じる」、「少しは感じる」、「まったく感じない」の4段階で尋ねたところ、「非常に感じる」と「かなり感じる」と回答した割合が合わせて65%で、前回08年調査時の45%から増加し、過去に同様の質問を実施した1983、98、03年の回答割合のいずれをも上回った。 また、男女別では、「非常に感じる」と「かなり感じる」を合わせた割合が、男性で59%、女性で69%となり、年齢別にみると、不安を感じる割合は、概して高年齢層ほど高くなる傾向にあり、地方別では、東北地方で最も高かった。 ちなみに、今回の国民性調査で特徴的な結果としては、「日本人の長所として『礼儀正しい』、『親切』が過去最高」、「日本を再評価するも、自身は『変わらない』が最多」、「女性で『楽しみは女の方が多い』が増加」などがあげられている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |