航空宇宙関連で初導入 GEセンシング 高性能CT

GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズの非破壊検査および品質管理ラボ用途に特化した産業用高性能CT「phoenix v | tome | x c (フェニックス ヴィトム エックス シー)」がこのたび、アジアで初めて株式会社JMCの飯田コンセプトセンター(長野県)に導入された。同センターは、航空・宇宙及び防衛部門参入への主要拠点で、15年4月からCTスキャン事業を開始予定。

同CTは、最大X線出力320kVあるいは450kVで、コンパクトなデザインでありながら大型部品のスキャンが可能。非破壊で鋳造品や複合材料の正確な3次元位置計測と定量的な欠陥解析を行い、包含物(不純物)や空孔のサイズ、ボリューム、密度情報を正確に計測し、品質向上と欠陥品低減のために生産工程を最適化する。

スキャン可能な対象製品は、タービンブレード等の中小サイズのスチール鋳造品、ファンブレード等の複合材部品で、またシリンダーヘッド等の大型軽金属鋳造品の内部欠陥解析、ポロシティー解析などの非破壊検査ができる。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで