バランNRC委員を再指名 米オバマ大統領

米国のB.オバマ大統領は13日、米原子力規制委員会(NRC)の新委員として10月14日付けで就任したばかりのJ.バラン氏を、来年1月1日に退任予定のA.マクファーレン委員長の残余任期を引き継ぐ委員に再指名し、上院に送った。

現在のバラン委員の任期は、今年8月末にNRCを去ったW.マグウッド前委員の残余任期である来年6月末までだが、マクファーレン委員長の任期は2018年6月末まで残っている。9月にバラン氏の承認を上院で票決した際、56対44と僅差だったことから、共和党が多数派となった現在の上院で、来年改めて5年の全任期の委員に再任させることは一層難しくなるとの判断に基づくとみられている。

バラン委員は、ユッカマウンテン処分場計画に強硬に反対するネバダ州の民主党員から絶大な支持を得ており、今回の再指名は上院の「少数党」院内総務となったH.リード民主党議員の画策とも伝えられている。


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