ふるさと帰還願い、走る! つーるdeアトム 川内村〜Jビレッジ

原子力立地地域をランナーがつなぎ、原子力や放射線の平和利用を願うメッセージを運ぶイベント「つーるdeアトム」が、11月1日に行われた。

「つーるdeアトム」は、09年に第1回が行われ、今回で6回目となる。京都を出発点に、これまで、若狭〜福井〜金沢〜能登〜富山〜柏崎刈羽〜郡山〜川内村と走りつないできた。

朝9時、ランナーは、昨年の終着点である福島県川内村役場を出発し、国道399号を南下、いわき駅前を経由して、国道6号線を北上、ゴールのJビレッジまで約70キロの全行程を7時間で走りきった。

今年のキャッチフレーズは、「2014絆走祭“早期の帰還実現を!”」。東日本大震災・原発事故以降、今なお、福島浜通地区のふるさと帰還問題が不透明感を増す中、「だからこそ」という思いでランナーが集まった。

今回、スタート直後から小雨が降るいわき路をランナーたちはひた走り、沿道の人々も農作業の手を休めて声援を送ってくれた。険しい山道は紅葉の真っ盛りであった。

完走し、Jビレッジで記念撮影を終えた面々は、国道6号線を北に臨み、「来年こそは汚染地域を縦貫するぞ!」と思いを1つにした。


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