エネ業界トップ講演会 震災はさみ5年ぶり開催 電事連会長 「環境は一変した」

エネルギー業界5団体のトップが集う日本動力協会主催の講演会が5日、東京・丸の内の日本工業倶楽部で、5年ぶりに開かれ、東日本大震災後の電力需給状況の変化、北米を中心とするシェールガス革命など、近年、変動の著しい国内外のエネルギー情勢を踏まえた各業界の課題・取組が述べられるなどした。講演を行ったのは、電気事業連合会、石油連盟、石炭エネルギーセンター、日本電機工業会、日本ガス協会の会長ら。

その中で、電事連の八木誠会長は、「震災後、電気事業を取り巻く環境は一変した」として、原子力発電所の長期停止に伴う電力需給ひっ迫、火力発電のフル稼働による国富流出やCO排出量の増加など、課題を掲げた上で、原子力プラントの早期再稼働に向けて、原子力規制委員会の審査への対応、立地地域の理解獲得に尽力していく考えを訴えかけた。


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