原発再稼働遅延で再値上げ申請 関西電力

関西電力は12月24日、4月からの電気料金値上げを経済産業省に申請した。値上げ幅は、規制部門で平均10.23%、自由化部門で同13.93%。同社では13年5月に、最大限の経営効率化と、高浜3、4号機、大飯3、4号機の再稼働を前提に値上げを実施している。

今回の再値上げ申請について、関西電力では、原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査中の高浜3、4号機、大飯3、4号機の再稼働時期の目処が立たず、火力燃料費などの負担が著しく増加していることから、このままでは、財務基盤に悪影響を及ぼし、電力の安全・安定供給に支障をきたす怖れがあるとして、値上げを申請したとしている。

なお、今回の値上げ申請に際し、原価算定上、17日に規制委員会による審査書案取りまとめに至った高浜3、4号機は15年11月からの再稼働、それ以外の原子力発電所は不稼働とされており、早期に再稼働した場合は、電気料金の値下げを行いたいとしている。


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