より人にやさしい医療へ 放医研 重粒子線や分子イメージング

放射線による診断や治療などの研究・利用を進めている放射線医学総合研究所(放医研)は昨年の2014年、患部を切らずに短期間のピンポイント照射ができる重粒子線がん治療装置(HIMAC)での治療開始から20周年を迎えた。これまで、9000例以上のがん治療を手掛けてきた。

放医研では、さらなる次代の医療に向けて、より精密で迅速な治療診断技術の開発を進めている。今回の特集では、脳の働きなどを可視化する上で注目される分子イメージング技術の現状や、新たに導入される最新の照射装置などに注目し、今後の展望をさぐる。(中村真紀子記者)


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