リスク研究センター等からヒア 自主的安全WG

総合資源エネルギー調査会原子力小委員会の自主的安全性向上に関するワーキンググループは21日、昨秋に発足した電力中央研究所原子力リスク研究センターのジョージ・アポストラキス所長らよりヒアリングを行った。

アポストラキス氏は、確率論的リスク評価(PRA)、リスク情報を活用した意思決定、リスクコミュニケーションの最新手法を開発し用いることで、原子力事業者を支援し、安全性をたゆまず向上させるという同センターのミッションを述べた上で、国内外の有識者で構成される所長直属の「技術諮問委員会」(TAC)の活動などを紹介した。また、ウェブサイトによる情報発信などを通じ、「オープンで透明性の高い運営」を図る重要性を強調し、「『情報を提供する人が信用できる』ことが第1ステップ」と訴えかけたほか、「原子力経営責任者会議」(CNO会議)を開催し、産業界とのコミュニケーション活性化にも努めていることを述べた。

この他、ワーキンググループは、原子力安全推進協会の藤江孝夫理事長からも、自主的安全性向上に向けた取組状況について、説明を受けるなどした。


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