美浜1・2号、年度内に 関西電力地元報告 原発運転延長判断

関西電力は2日、運転開始から40年を超過している美浜1、2号機について、新規制基準適合に必要な対策を検討し、年度末頃に運転延長の可否を判断するなど、今後の原子力発電所の運転方針を取りまとめ、立地自治体の福井県に報告した。

この他、運転開始からそれぞれ40、39年が経過し、法定の運転期間延長に必要な特別点検が12月より実施されている高浜1、2号機については、年度内に原子炉設置変更許可を申請するとしている。また、運転開始38年の美浜3号機も年度内に原子炉設置変更許可を申請予定、同35年の大飯1、2号機も原子炉設置変更許可の申請準備中となっている。

高浜3、4号機、大飯3、4号機は現在、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査が進められているところだ。

法令上、40年の運転期限の時期にある美浜1、2号機、高浜1、2号機については、運転延長を行う場合、15年の4〜7月の間、原子力規制委員会に申請を行う必要がある。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで