新基準対応に時間要し 使用済燃料貯蔵 事業開始が延期

リサイクル燃料貯蔵(株)は1月27日、むつ市に建設中の使用済み燃料貯蔵施設の事業開始時期を、「15年3月」から「16年10月」に変更すると発表し、30日には原子力規制委員会に本件の届出を行った。

延期の理由について、同施設は現在、規制委員会による新規制基準への適合性審査が進められているが、指摘事項への対応や、今後の地震・津波に関する本格的審査など、今秋まではかかり、加えて、竜巻による飛来物侵入の抑制対策を講じる必要があるためと同社では説明している。

同施設は、東京電力と日本原子力発電で発生した使用済み燃料を、再処理までの間、最長50年間貯蔵する。


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