IAEA、レビュー開始 福島第一で3回目 教訓を世界に発信へ

東京電力の福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組について評価・助言を行うIAEAのレビューミッションが9日、経済産業省庁舎内でキックオフ会合を開き、17日までの調査日程を開始した。

IAEAによる廃炉レビューミッションの来日は、13年4月、同11月に続いて3回目となる。

今回15名からなるミッションの団長を務めるファン・カルロス・レンティッホ氏は、会合に先立って記者会見に臨み、廃炉活動の実施状況を確認し、前回のフォローアップを行ったうえで、得られた教訓を国際社会に発信し世界の原子力安全強化に役立てていくなどとする今回ミッションの目的を述べた。

ミッションは、最終日の17日に、サマリーレポートを経産省に提出する。

なお、IAEAは、柏崎刈羽原子力発電所6、7号機に調査団を派遣し、運転安全評価レビューを実施する予定だが、2日から5日までIAEA原子力安全・安全保障局原子力施設安全部のピーター・タレン運転安全課長らが、柏崎刈羽原子力発電所を訪れ、現地での準備会合を行った。


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