[原子力産業新聞] 2015年2月12日 第2754号 ＜3面＞

ピルグリム原発特別機器点検　米規制委

米原子力規制委員会（ＮＲＣ）は２日、先月２７日の暴風雪により外部電源の一部を失って自動停止したピルグリム原子力発電所（ＢＷＲ、７１万ｋＷ）で特別点検を開始した。電源の喪失に加え、高圧注水（ＨＰＣＩ）システムに関わる復水ポンプ・モーターの不具合、４つある安全逃し弁の１つで発生した故障など、停止時の機器関連問題を６名のチームで審査するとしている。

同原発では３系統ある外部電源のうち、高圧の２系統が遮断されたが、緊急用ディーゼル発電機で安全を確保した。検査チームの報告書は、審査完了後４５日以内に公表される予定だ。

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