常磐富岡〜浪江除染目標達成 常磐自動車道

環境省は20日、3月1日に開通する常磐自動車道の常磐富岡、浪江間で実施された除染とインフラ復旧・整備工事の「一体的施工」で、除染方針の達成とともに、約9000立方mの除去土壌発生削減や工期短縮でも成果があったことを発表した。

同区間の線量は、作業前、最大で35.9マイクロSv/hあったが、除染に加えてNEXCO東日本が実施した路盤の工事舗装による遮へい効果が働き、1月27日の時点で、平均1.1マイクロSv/h、最大でも4.8マイクロSv/hにまで低減したことが確認された。

また、既に12月に開通した浪江、南相馬間とも合わせて、常磐自動車道の早期開通を目指した除染モデル実証事業の結果を踏まえ実施された「一体的施工」により、合計で約1万4000立方mの除去土壌の発生が削減できたものと試算されている。


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