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3Dで簡便スクリーニング 放医研など 高効率で薬剤選択可能放射線医学総合研究所は19日、ナノインプリンティング表面加工プレートを用いて3次元(3D)がん細胞培養による簡便な薬剤スクリーニング法(ナノインプリンティング3D培養薬剤スクリーニング法)を開発したと発表した。大阪府立成人病センター、サイヴァクスライフサイエンス、福井大学との共同研究で、現在特許出願中だ。 従来の培養容器の平らな底面上で貼り付くようにがん細胞を培養した2次元(2D)培養薬剤スクリーニング法に比べ、がん細胞をナノインプリンティング表面加工プレートで生体内と同様に立体的に増殖させた3D培養を用いることで、生体内腫瘍で効果の高い薬剤を高効率で選択することができる。生体内腫瘍の性質を培養器内で再現する3Dがん細胞塊(スフェロイド)を利用して生体内の腫瘍に有効な薬剤を簡便にあぶり出す方法で、がん治療薬開発の時間やコスト削減などの高効率化が期待される。 またこの方法に加え、患者組織から生検検体や手術により摘出したがん細胞を使用し、薬剤スクリーニングを簡便に行う方法も確立。各患者に最適ながん治療薬選択への応用が期待されるとしている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |