福島県の作付け試験米 霞が関職員食堂で提供
福島県川俣町・飯舘村・楢葉町・浪江町の除染後の水田での作付け試験で今秋収穫され、検査により安全性が確認された米が11月19日より、東京の中央合同庁舎第5号館職員食堂で提供されている。最新のベルトコンベア式放射性セシウム濃度検査機器を使用して全量全袋検査を実施し、食品衛生法の定める基準値(1kgあたり100ベクレル)未満を下回り、検出限界である1kgあたり25ベクレル未満だったことが確認されている。
除染・吸収抑制対策及び作付け試験について、川俣町および飯舘村では、2012~2014年度に農林水産省委託プロジェクト研究「農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発」を実施。川俣町山木屋地区では今年度から作付け試験後の営農も再開している。
楢葉町では、2012年度より環境省が除染・吸収抑制対策を実施した後、2014年度から福島県「営農再開支援事業」にて作付け試験を実施している。
浪江町でも、2013年度に環境省による除染・吸収抑制対策を実施後、2014年度から上記の農林水産省委託プロジェクト研究にて作付け試験を実施している。このうち松本清人氏と半谷好啓氏が生産した井戸水利用の作付け米に関しては12月を目途に一般販売を開始する。
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