中国:防城港2号機で燃料の初装荷 完了
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©CGN
同発電所は中国の原子力発電所サイトとしては最西端に位置しており、ベトナムとの国境も近い。1、2号機は2010年7月と12月に相次いで着工しており、フランスの技術を元にCGNが開発した第2世代改良型PWR設計「CPR1000」を採用。Ⅱ期工事の3、4号機(各PWR、115万kW)では中国が輸出用の第3世代設計と位置付ける「華龍一号」の採用が決まっている。昨年のCOP21でパリ協定が採択されたのを受けて国務院・常務会議は2015年12月16日、これら2基と中国製PWRの「ACP1000」を採用した田湾原子力発電所5、6号機の建設工事を承認した。それから約一週間後の24日に着工された3号機は、CGNが将来的に英国のブラッドウェルB原子力発電所で建設する原子炉の参照プラントになる予定。4号機の建設工事も今年中に始まると見られている。