中国:海南島で昌江2号機が送電開始
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昌江2号機初併入の様子を見守る中央制御室スタッフ©CNNC
海南島の面積は台湾を若干小さくした程度だが、海南省政府は長年にわたる電力不足に悩んでおり、中国で唯一、島を立地点とする昌江発電所は、海南島のエネルギー供給のみならず社会経済的な発展に寄与すると期待されている。Ⅰ期工事である1、2号機ではCNNCが自主開発した65万kWの第2世代PWR設計を採用しており、2015年12月に1号機が同島初の原子炉として営業運転を開始した。1、2号機だけで同島における電力需要量の3分の1を賄える計算だが、同島でCNNCは最終的に4基の建設を計画。華能集団との合弁事業体を通じて、3、4号機の建設準備作業も進展中と伝えられている。