ロシア:インドで食品照射インフラのネットワーク構築に協力

©ロスアトム社
今回の協力協定は、インドのニューデリーでBRICS新興諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)のビジネス・フォーラムが開催されたのに合わせて結ばれており、調印はロスアトム社傘下で核医学診断施設の建設・整備を担当するユナイテッド・イノベーション社(UIC)と、インドのヒンドスタン農業協同組合が行った(=写真)。ロスアトム社によると、照射される線量は国際原子力機関(IAEA)の勧告に準じており、照射済み製品の安全性は確実だと保証。照射によって食品の栄養価や食感、外見が損なわれることはないと強調した。インド側も、「古くからの信頼できるパートナーであるロシアはこの分野で広範な経験がある」とした上で、今回のプロジェクトを通じて、インドがアジア地域における放射線利用の中心地となることを期待すると述べた。