韓国とサウジ:原子力安全規制面での協力強化で覚書

©K.A .CARE
両国は2011年に原子力平和利用分野の2国間協力協定を締結。その後、韓国原子力研究所(KAERI)が中東諸国向けに開発したモジュール式小型炉「SMART」をサウジで建設する可能性や世界市場に共同で売り込む可能性の模索など、同技術に関するパートナーシップの構築で2015年9月に協力契約を締結。今回のMOUは、そうした協力活動の一環として結ばれたと見られている。
発表によると、NSSCの金溶煥委員長は11月22日~24日までの日程でサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を歴訪。K.A .CARE首脳との会合では、両国の原子力安全政策と規制制度に関する情報を交換するとともに、技術協力や規制関係の人材育成など、協力分野を広げる可能性についても協議を実施。今回のMOUを実行に移すため、両国の専門家による共同ワーキング・グループを設置・運営することなどを決定した。