中国36基目の商業炉、陽江4号機が営業運転開始条件達成
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陽江原子力発電所©陽江核電有限公司
広東省南西部に位置する同発電所では合計6基の建設が計画されており、1~4号機まではフランスの技術に基づく100万kW級PWR設計の「CPR1000」を採用。1~3号機はすでに、2014年3月、2015年6月、および2016年1月に営業運転を開始した。後続の5、6号機では、第3世代の技術的特性を有するという「ACPR1000」を採用しており、5号機では特に国産のデジタル式計測制御(I&C)系を装備。安全性の大幅な向上を図ったという。両炉はそれぞれ、2013年9月と12月に本格着工済みで、現在は機器・システムの設置段階に入った。
なお、陽江4号機を含めると中国で稼働する36基のうち、20基までがCGNの所有。同社は中国最大の原子力発電事業者であるとともに、世界でも5本の指に入ると強調している。