英ヒンクリーポイントC建設計画で、最初の部分的建設許可 発給
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2017年2月現在の建設サイト©EDFエナジー社
HPC計画でEDFエナジー社は、160万kW級の仏アレバ社製欧州加圧水型炉(EPR)を2基、2025年の初号機完成を目指して建設する予定。総工費180億ポンド(約2兆1,600億円)のうち、約34%は中国広核集団有限公司(CGN)が出資を約束しており、EDFエナジー社の親会社であるフランス電力(EDF)は2016年7月末に同計画への最終投資判断を下した。また、同じ時期に発足したばかりのT.メイ政権は同計画のあらゆる側面を注意深く検討した結果、9月中旬に計画を実行に移すことを条件付きで承認。政府とEDFおよびCGNは同月末、最終的な契約・合意文書に調印している。
今回、コンクリート打設が許されたのは、発電所の地下部分に位置する「テクニカル・ギャラリー」と呼ばれる一連の鉄筋コンクリート製構造物で、冷却水や電力、ガスなどの供給サービスを接続する一部の地上構造物も含まれる。許可発給に先だち、ONRはプロジェクトの様々な項目について広範な審査を行った。具体的には、発電所の設計とセーフティケース(安全性保証文書)、発電所の建設・運転担当企業としてEDFエナジー社が設立したNNBジェネレーション社(NNB GenCo)の組織的な能力と準備状態、現在サイトで進行中の準備作業におけるNNB GenCoの法令遵守状況、建設サイトにおける物理的なセキュリティ措置などを列挙。結論として、最初のコンクリート打設の開始許可発給を担当官に勧告するに至ったとした。ONRのM.フィナーティ副主席原子力検査官・新規原子炉プログラム管理官も、1995年にサフォーク州でサイズウェルB原子力発電所が完成して以来、国内初という新設計画の着工に踏み出す規制上重要な節目になったと強調した。