仏マクロン大統領、新首相に元アレバ社幹部のE.フィリップ議員 指名
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©フランス政府
フィリップ氏は、マクロン大統領と同じくフランス屈指のエリート養成校として知られるパリ政治学院(ENA)卒。2002年から2004年まで共和党の前身である国民運動連合(UMP)で幹部を務めたほか、弁護士事務所勤務を経て2007年から2010年まで原子力総合メーカーのアレバ社で広報部長を務めた。2001年から2010年までルアーブル市の副市長、2010年10月からは市長に就任していた。フィリップ氏が首相としてマクロン政権に加わることについて共和党は同日、これを遺憾とする声明文を発表した。「個人としての判断によるもの」としており、同党がマクロン大統領と連立政権を組む考えはない点を強調している。フランスでは6月11日と18日に国民議会(下院)選挙が行われる予定で、定数の577議席中、マクロン大統領の設立した新政党「前進」がどれだけ議席を獲得するか注目されている。