米B&W社、増設が容易な小型モジュール炉設計を公表
バブコック&ウィルコックス(B&W)社は6月10日、原子力ルネッサンスで顕在化してきた必要性を満たす最良の原子炉設計として、北米にある同社の既存工場で製造が可能で、設備の増強も容易という電気出力12.5万kWの小型モジュール原子炉の設計を公開した(=写真)。
「mPower」の登録商標で呼称される同設計は、濃縮度5%のウラン燃料を使用し、受動的な安全性を備えた第三世代++の新型軽水炉(ALWR)。B&W社によると米国の既存の原子力規制や供給チェーン、電力会社の操業インフラの枠内で認証・製造・操業が可能。