チェコ電力、テメリン原子力発電所に2基増設で公開入札を開始?ロシアとWHが応札の意向
チェコ電力(CEZ)は3日、テメリン原子力発電所(=写真)に原子力炉を二基増設するための公開入札を開始した。情報サーバ上でチェコ国内の公開入札者リストを公表した。
採用する炉型および出力は入札結果により決定するが、CEZ社としては耐用年数の長さや確かな安全と信頼性、操作性などの面を重視。第三世代か同プラスの軽水炉となるべきだとしている。
チェコでは現在、ドコバニ原子力発電所で4基、テメリン発電所で2基の原子力発電所が稼働中。
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ロシアとWH社が入札への参加を表明
CEZの発表を受けて、ロシアの総合原子力企業のロスアトム社は6日、この入札に参加する意向を明らかにした。
また、東芝傘下のウェスチングハウス(WH)社も、この入札に参加する意向を明らかにしたと伝えられている。同社はテメリン1、2号機の性能改善作業で、計装制御系全体の取替えや核燃料と補助機器の供給、放射線監視システムなどを受注した実績がある。