ロシア、海上浮揚型原発の原子炉を組立て
ロシアの民需原子力部門を統括するアトムエネルゴプロム所属のニジニー・ノブゴロド機械建設実験設計局(OKBM)は6日、世界初の海上浮揚型原子力発電所(FNPP)に搭載する二基目の原子炉の組立て点検と技術的な再検査を傘下のアフリカントフOKBMが完了したと発表した。
FNPPは舶用原子炉KLT?40S(出力3.5万kW)を二基搭載するバージ型(タグボートで曳航・係留)原発で(=完成予想図)、「アカデミック・ロモノソフ」と名付けられている。一基目の原子炉は今年初頭、組立てが完了し、サンクトペテルブルクでFNPP全体の組み立て作業を受け持つバルチック造船所(BZ)に送られた。