ベラルーシの原子力導入計画 ロシアの支援で前進
ロシアの原子力総合企業であるロスアトム社の3日付けの発表によると、ベラルーシ政府は1日、同国初の原子力発電所をロシアが建設するための法的な基盤となる両国間の原子力協力協定案を承認した。
同協定案は今年5月に、ロスアトム社とベラルーシのエネルギー大臣が調印していたもので、建設計画全体の推進については先月末、ロシアのD・メドベージェフ大統領がベラルーシのA・ルカシェンコ大統領と非公式協議した際にも話し合われた。ベラルーシ側では同協定の発効に必要な国内手続きをすべて実施したとしており、次のステップとして原子炉建設に関する個別の政府間協定を年末までに締結する。ロシアの支援を受けた同計画は実現に向けて具体的に展開し始めている。