世界初のEPRに丸天井設置

2009年9月18日

 仏アレバ社は6日、世界で初の欧州加圧水型炉(EPR)となるフィンランドのオルキルオト3号機(160万kW)建設で、原子炉建屋の丸天井を設置した。これにより、2004年2月に最初の掘削作業が開始された同プロジェクトは、ようやく土木作業段階が完了し、2012年の完成に向けて配管等構成機器の設置段階に入った。
 重さ210トンのスチール製丸天井は、直径が約47?。クレーン二基で建屋の地上44?の位置に配置された。外周部は溶接でシールし、7000トンのコンクリートで覆うことになっている。アレバ社によると、この作業には建屋内部の準備のために数か月間を要しており、ポール起重機の設置や幅8.3?の大型機器搬入口が内壁に取り付けられたとしている。


 


(写真は、丸天井が設置されるオルキルオト3号機(ⓒTVO))

世界初のEPRに丸天井設置