インド ラジャスタン7、8の掘削開始
インド原子力発電公社(NPCIL)は19日、インド中央部のラジャスタン原子力発電所サイトで、70万kWの加圧重水炉(PHWR)となる7、8号機(RAPP)の基礎掘削を開始した。
同国政府は昨年10月、4基の70万kW級PHWR、すなわちRAPP7、8号機およびカクラパー原子力発電所3、4号機(KAPP)の建設計画に対して行政許可と財政認可を発給。KAPP3、4号機についてはすでに掘削工事が完了しており、コンクリート打設の許可が下りるのを待っている段階だ。
RAPP7、8のコンクリート打設は、掘削工事完了後、今年の12月に実施する計画。両機の完成コストは1232億ルピー(約2217億円)と試算し、営業運転の開始時期はそれぞれ、2016年6月と12月を予定している。
掘削開始を祝うスタッフ( ©NPCIL)