設計をWH社らに発注 ブルガリアの低・中レベル処分場

2011年11月4日

ブルガリアの経済・エネルギー・観光省は10月25日、コズロドイ原子力発電所サイト近郊に建設する国営「低・中レベル放射性廃棄物処分場」の設計をウェスチングハウス(WH)社の率いる企業連合に発注した。

同企業連合にはスペイン放射性廃棄物公社(ENRESA)とドイツのDBEテクノロジー社が参加。1980年代にWH社がスペインで低・中レベル廃棄物浅地層貯蔵施設の「エル・カブリル」を設計した実績が買われたもので、今回の処分場も同様の浅地層・回収可能貯蔵施設になると見られている。契約総額は数百万ドル規模で、ブルガリア放射性廃棄物管理公社(SERAW)が同日、契約書に調印した。