中国と交渉開始で合意 トルコで第3原発計画浮上
トルコ首相府の投資促進機関が伝えた所によると、トルコ政府は国内第3番目の原子力発電所建設計画で中国と交渉を開始することになった。イスタンブールを訪れていた中国の習近平国家副主席が2月22日にトルコのA.ババジャン副首相との会談で合意したもので、両国間の貿易協力拡大の一環という位置付けになる。
両国間のビジネス・フォーラム終了後、記者会見で公表されたとしており、副首相は建設候補地点として同国北西部、ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側のクルクラーリ県に位置するイーネアダを挙げた。2023年までに3か所で原子力発電所を建設するという同国の目標の一部で、ロシアの支援で建設予定の地中海沿岸のアックユ、日本と韓国が受注を狙っている黒海沿岸のシノップに次ぐサイトだ。
習国家副主席(=左)とトルコのエルドアン首相(© 中国外交部)