予算額削減に失望感 米原子力協会

2013年4月17日

DOEの予算要求額について米原子力エネルギー協会(NEI)は次の点について明らかな失望を表明した。


(1)DOEが所有していたガス拡散ウラン濃縮工場を解体・浄化する資金として、電力会社に対する年間2億ドルの特別税を復活させようとしている。47億ドルの残高がある同基金への払い込みを産業界が強要されるのは3度目。


(2)兵器級余剰プルトニウム処分戦略の一環としてサバンナリバーで建設中のMOX燃料製造工場の経費1億8300万ドルが削られた。すでに6割完成した同施設は核不拡散上、重要な役割を担う。大幅な予算削減は政府の信頼を損なうことになる。


(3)5年計画で4億5200万ドルというSMR商業化支援プログラムの予算要求額7000万ドルは産業界の期待以下のレベル。このプログラムが効果的かつ迅速に進められるよう、我々は議会に増額を働きかけるつもりだ。


<後略>