株主に投資決定提案へ フェンノボイマ社のハンヒキビ計画

2013年9月12日

フィンランドのピュハヨキでハンヒキビ原子力発電所1号機の建設を計画しているフェンノボイマは3日、年末までにロシアのロスアトム社製原子炉設計に対する投資を決定するとともに原子炉供給契約を締結するため、フェンノボイマ社の株主企業約60社に提案書を提出することでロシア側と合意に達した。株主企業各社はこれを受けて、今年10月末までにプロジェクトへの参加継続に関する判断をそれぞれ決めることになる。

最大180万kWの原子炉を建設するという同プロジェクトの入札では、160万kW級の「EU―ABWR」を提案する東芝が今年2月に優先交渉権を得たが、フェンノボイマ社は4月、出力100万〜130万kWの設計とした場合の直接交渉相手にロスアトム社傘下のルスアトム・オーバーシーズ社を選定。7月には出力120万kWのロシア型PWR「AES―2006」の供給契約締結を念頭においたプロジェクト開発協定を結んでいた。

<後略>

ハンヒキビ1の完成予想図

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