原子力は対温暖化の一要素 米エネ省・モニッツ長官が講演
米エネルギー省(DOE)のE.モニッツ長官(=写真)がアジア太平洋諸国歴訪の一環として日本を訪れ、福島第一原発の視察に先立つ10月31日に都内で「エネルギー安全保障と政策=日米協力の将来」と題する講演を行った。
笹川平和財団の主催によるもので、150名の観衆を前に同長官は、気候変動対策の一構成要素と位置付けた原子力を信頼できるクリーンなベースロード電源として確保していく必要性を強調。福島での廃炉と除染に対する支援も含め、日本と同じ太平洋国家である米国がエネルギー・環境・セキュリティの分野で特に日本との協力を深め、一層良い将来を作り上げていきたいとの抱負を述べた。
<後略>