仏アレバ社のCEOが交代へ

2014年10月16日

仏アレバ社は20日、L.ウルセル社長兼最高経営責任者(CEO)が闘病のため退任する意向を表明したと発表した。

同社株の8割以上を保有する政府にはかねてより伝えていたもので、最良の形で後任体制に移行可能となるまで同CEOは現職に留まる考え。同社の運営を監督する監査役会は22日にも会合を開き、次の総会まで同社を健全に機能させるための必要方策を取るとしている。

ウルセル氏は「トップとしての責務を譲り渡さざるを得ない状況となり、治療に専念することにした」とコメント。企業再建という難しい状況の中でアレバのチームとともにあったことは誇りであり、彼らの今後の成功を確信していると述べた。

同氏は2007年にアレバNP社の会長兼社長として迎えられた後、2011年6月にA.ローベルジョン氏の後を引き継いでCEOに就任。同社の再建計画を進めていた。