米規制委、ユッカ山計画の安全性評価 科学技術的に「適地」
米原子力規制委員会(NRC)のスタッフは16日、ネバダ州ユッカマウンテンにおける使用済み燃料と高レベル放射性廃棄物の深地層処分場の建設許可手続きで、安全評価報告書(SER)の第3巻を発行した。
昨年8月に連邦巡回控訴裁から残余予算の範囲内で審査を再開するよう指示されたのを受けたもので、同計画の安全性を認める内容。残りの3巻が完成し、NRC委員が規制上の判断を下したとしても処分場計画の復活に直結するわけではないが、サイトとしての適性が科学技術的に証明されたとして共和党の賛成派議員や産業界は「状況を一変させる強力な追い風」と受け止めている。
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