原子力人材育成ネットワーク初等中等教育支援分科会活動紹介
~茨城県内の原子力関連施設見学会を開催~

2023年12月20日

当協会は、原子力人材育成・確保に向けて産官学が相互協力を行う「原子力人材育成ネットワーク(人材NW)」の共同事務局として活動しております。原産協会が事務局を務める人材NW・初等中等教育支援分科会では、2023年11月14日(火)に茨城県の量子科学技術研究開発機構(QST) 那珂研究所(JT-60SA)、日本原子力研究開発機構(JAEA) 大洗研究所(常陽)、千代田テクノル社 大洗研究所および大貫台事業所を見学しました。今回の見学会は、原子力関連施設の視察を通じ、世界最先端の研究機関をめぐる情勢・人材育成に関して知見を得る機会とし、業種や業界を超えた交流により人脈の輪を広げ、今後の分科会活動拡大への示唆を得ることを目的として開催しました。

QST那珂研究所では、東島副所長からJT-60SAの概況の説明を伺い、JT-60SAおよびITER計画関連の施設を見学しました。JAEA大洗研究所では、前田副所長から概況の説明があり、高速実験炉「常陽」の模型および実物大の炉心模型の展示施設を見学しました。千代田テクノル社 大洗研究所および大貫台事業所では、井上任社長から会社概要の説明、その後、ガラスバッジの製造・検査ラインや防災設備などを見学しました。

当日参加した分科会委員からは、「なかなか現地に伺う機会がない施設で直接担当の方からお話を聞くことができるこのような場は大変貴重で勉強になった」「防災設備など見せて頂き、説明も詳しく理解が深まった」「今後、原子力人材育成に係る教育や研修で活用している大学・研修所等の施設設備も見学してみたい」などの感想が寄せられました。 当協会では、初等中等教育の支援を引き続き行ってまいります。

量子科学技術研究開発機構 那珂研究所
千代田テクノル社 大洗研究所

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)