量子科学技術研究開発機構で教員向け「重粒子線がん治療装置見学会」を開催
原産協会は、7月29日(月)、量子科学技術研究開発機構のご協力を得て、教員向けに「重粒子線がん治療装置見学会-「夏休み」に放射線を『知って、見て、体験』」を開催しました。
この研修会は先生方の放射線教育への支援を目的として行っています。研修の内容は、学習指導要領の変遷と教科書の現状をふまえながら放射線の理解に必要な知識や放射線に関心を持ってもらう方法などを題材とした「放射線基礎知識の講義」、霧箱や放射線検出器を使った「学校でできる実習体験」、重粒子線がん治療装置(HIMAC)のイオン源室や線型加速器等を目の当たりにしながら最先端の放射線がん治療について話を聞く「重粒子線治療施設見学」を中心に実施されました。参加された先生からは「重粒子線がん治療装置の技術や大きさに感動した。生徒にも見せたいと思った。」「研究者から直接お話しを伺えたことは本当に貴重な経験だった。」「講義では改めて基礎知識を整理できた。また、今の中高のカリキュラムの問題点も聞くことができてよかった。」など、研修を高く評価する意見をいただきました。
当協会は、今後とも初等中等教育での放射線・エネルギー教育支援に資する活動を引き続き行って参ります。
お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)